伝統と情熱に触れる「日本酒蔵元研修」を実施

 3月7日(土)、入間つばさ会では親睦と教養を深めるため、東京都東村山市にある「豊島屋酒造」にて蔵元研修を実施しました。

 会員・ご家族を合わせ総勢23人が参加し、江戸時代から続く酒造りの歴史と、現代に受け継がれる職人の技を学びました 。

江戸の伝統を今に伝える「御神酒」の蔵元

 研修先となった豊島屋酒造は、慶長元年(1596年)に神田で創業した「豊島屋」を起源とする歴史ある蔵元です。

 看板銘柄の「金婚」は、明治神宮と神田明神の唯一の御神酒として奉納されており、その格式高さが伺えます。また、ひな祭りの「白酒」の起源としても知られています 。

杜氏の情熱が息づく蔵内見学

 東村山駅前の「志村けんの像」前に集合した一行は、徒歩で蔵元へ移動 。

 蔵内では、杜氏自らの案内により、酒造りの工程を詳しく見学しました。

「志村けんの像」前に集合
  • 徹底した手造りへのこだわり: 洗米時の厳密な吸水管理や、「糖場(とうば)」と呼ばれる独自の麹室・仕込み場など、現場の緊張感が伝わる見学となりました 。
  • 「 菌」と向き合う心構え: 杜氏からは、マニュアルに頼らず「能動的な感受性」を大切にするという、見えない菌を扱うプロとしての熱い想いをお聞きしました 。
  • 伝統の継承と挑戦:地下150m から汲み上げる手掘りの井戸水といった伝統を守る一方で、NHKでも紹介された飲用リキュールとしてのみりん「Me」など、現代的な試みについても学びを深めました 。
杜氏の熱心なお話を伺う

試飲と学びのひととき

 見学後には、5つの銘柄に加え、話題の「みりん」や「Me」の試飲も行われました 。昨今の「酒米不足」や「記録的な猛暑」が酒造りに与える影響など、小規模な蔵元ならではの苦労話も伺い、一杯のお酒に込められた大変さを改めて知る貴重な機会となりました 。

 歴史を感じる建物の中で、美味しい日本酒と共に日本の文化を再発見した、非常に有意義な一日となりました 。

 入間つばさ会では、今後も地域の文化や産業に触れる活動を推進していきます。


(担当理事:畑中富雄)
(写真:小澤理事)