入間つばさ会定期総会及び懇親会
入間つばさ会は、6月7日(日)、狭山市のレストラン「ニックス」において「令和8年度定期総会及び懇親会」を開催した。
総会
総会は、はじめに国歌斉唱を行い、続いて昨年度の総会以降にご逝去された会員13名に対し黙とうを捧げた。

総会冒頭の武藤茂樹会長挨拶では、「令和7年度は、入間つばさ会ならではの活動を含め、会員相互の親睦や現役隊員への協力等において活発な活動ができたと考えている。令和8年度も引き続き活動を推進し会勢拡張に努めたいので、本日は十分にご審議いただきたい。」との挨拶があった。
続いて議案の審議に移った。第1号議案「令和7年度業務報告並びに決算報告及び監査報告」の審議では、業務全般の報告として、入間基地恒例行事への参加のほか、入間つばさ会企画行事として、入間基地司令講話及び修武台記念館研修(9月)、空自府中基地等研修(10月)、東村山市豊島屋酒造研修(3月)を実施したことが報告された。

また、入間基地への直接的な支援活動として、募集及び一般広報のための看板をそれぞれ作成し、稲荷山門及び東町門に掲げたことが報告された。同好会活動についても、年間を通じた活動状況が報告された。
次に会員数等について、令和8年5月20日現在の会員数は、正会員350名(-25)、準会員5名(+1)、個人賛助会員2名(-1)、法人賛助会員6社(±0)であることが報告された。
決算報告及び監査報告においては、早坂正事務局長から決算報告が行われた後、中野正治監事から、業務及び予算の執行は適正に行われている旨の監査報告があり、第1号議案は賛成多数で可決承認された。

第2号議案「令和8年度業務計画案及び予算案」の審議では、業務計画案として、今年度も会員相互の親睦を深めるための事業として同好会活動及び各種行事を推進するとともに、同好会活動パンフレットの配布やSNS等を活用した入会促進、基地正門及び北門への看板設置等により会勢拡張に努めることが示された。予算案については、これら事業計画に沿った支出予算であることが報告され、いずれも賛成多数で可決承認された。
第3号議案「役員人事」では、新任・退任ともになく、現役員全員の任期継続・再任が報告された。同好会部長についても全員の継続が報告され、賛成多数で可決承認された。

総会の最後には、米寿会員となられた12名の紹介が行われるとともに、そのうち総会に参加された菱山克彦氏、山岡靖義氏及び吉村進氏が紹介され、武藤会長から記念品としてお祝いTシャツが贈呈された。
また、新入会員6名の紹介が行われ、出席された佐藤信知氏及び谷嶋正仁氏から自己紹介があり、総会を終了した。
講演会

総会後、元教育集団司令部教育部長で、現在は入間市危機管理幹として活躍されている與儀孝会員(右写真)による、「入間市の危機管理について」と題する講演会が行われた。
講演では、想定される危機の対象は、自然災害はもとより、犯罪等の人為災害から有事に至るまで幅広いものであること、入間市ではこれらの危機に対応するため組織改編を行い、危機管理幹を導入したことが説明された。
あわせて、従来は災害対策、国民保護、新型インフルエンザ対策等と横並びの位置付けであった危機管理指針を改定し、危機管理指針の下に各種災害対策等に関する規定を整理したこと、初動対応室の設置や市長等緊要幹部の緊急連絡態勢の整備により、情報共有及び意思決定の迅速化に取り組んでいることが紹介された。

さらに、防災訓練についても、シナリオ提示型訓練から状況付与型訓練へと変更するなど、自衛隊での経験を生かした取組により入間市の危機管理を強化している状況が説明された。
以上の講演を通じ、地方公共団体における危機管理活動の概要と、自衛隊OBの活躍状況について理解を深める貴重な機会となった。
懇親会
総会に続いて行われた懇親会には、会員等52名、入間基地所在部隊長17名及び准曹士先任5名の現役隊員を含む、総勢74名が参加した。

冒頭、武藤会長から、本懇親会に多数の現職自衛官が参加したことへの謝意が述べられるとともに、入間つばさ会の目的である現役自衛官への支援について、看板プロジェクトを含め今後も強力に推進していきたい旨、またもう一つの目的である会員相互の親睦については、多くの会員を有する入間つばさ会の組織力を生かして一層盛り上げていきたい旨の挨拶があった。
ご来賓である中部航空方面隊司令官・久保田隆裕空将からのご挨拶では、今年度末に航空自衛隊が航空宇宙自衛隊へとアップグレードすることに触れられ、「今や時代は宇宙機動戦(機動・補給・再配置)へと移っている」との説明があり、非常に厳しい安全保障環境の中で任務を遂行していくにあたり、OBの一層の支援をお願いしたい旨の言葉を頂いた。

中部航空方面隊司令官・久保田隆裕空将

進めていくと入間基地司令・杉山公俊空将補
続いて、ご来賓の入間基地司令・杉山公俊空将補からは、「名だたる先輩方が入会されている入間つばさ会の懇親会でご挨拶するのが最も緊張します」との前置きの後、看板設置に対する御礼と、引き続きの支援への期待が述べられた。
また、航空宇宙自衛隊への移行に関し、宇宙優勢(Space Superiority)の獲得に向け、世界に誇れる組織づくりを進めていくので、応援をよろしくお願いしたいとの言葉があった。
続いて、入間基地所在部隊長及び部隊准曹士先任の来賓が紹介された。

懇談の開始にあたっては、参加会員中の最高齢で米寿を迎えられた山岡靖義会員の乾杯のご発声により開宴(右写真)し、現職自衛官とOB、久しぶりに顔を合わせる会員同士で大いに懇談が盛り上がった。
懇親会の締めくくりには、恒例となった隊歌合唱として、航空自衛隊歌「蒼空遠く」を全員で声高らかに合唱し、新入会員である谷嶋正仁会員の見事な一本締めをもって閉会した。

(入間つばさ会理事 根石 正敏)
