「シーガーディアン」公開

 海上自衛隊八戸航空基地で7月15日(土)、16日(日)の2日間「サマーフェスタ」が開催されP-3Cの他に海上保安庁が運用する「シーガーディアン」が一般に公開されました。海上自衛隊も同型機をここ八戸で運用しており、三沢基地のグローバルホークと共に偵察の本拠地となっています。「シーガーディアン」の寸法は長さ11.8m幅24mと幅が圧倒的に大きく写真に収めるには相当離れて撮る必要があります。航続性能は最大24時間連続運用が可能で1.5km離れた場所からクルマの車種が判別できる程度の能力を備えているとのことです。見学に訪れた7月16日(日)は飛行場でP-3Cの離着陸の飛行展示も披露され着陸後はシャワーラックでシャワーを浴びるP-3Cを初めて見ることができました。また、隣接する八戸港ではイージス艦「あたご」も展示されていたためイージスシステムSM-3(迎撃ミサイル)を見ることができ、更に幸運にも帰投してきた「シーガーディアン」が八戸港側から進入して来るのを「あたご」の艦上で見ることができました。実際の飛行の様子は静かで正に空の忍者という雰囲気を感じることができました。私が現役だった頃(10年前)には考えられなかったような複雑に進化した装備に、今の隊員の苦労が忍ばれるというものです。私たちはOBとしてその様な現役の皆様を少しでも支えるべく外から見守っていきたいと考えています。

「シーガーディアン」の真正面から(幅24m)
「シーガーディアン」右前方から
シーガーディアンの後方から(4枚羽です。)
タッチ・アンド・ゴーをする「P-3C」
シャワーラックでシャワーを浴びる「P-3C」
イージス艦「あたご」
イージス艦「あたご」