入間つばさ会定期総会及び懇親会

総会

 入間つばさ会は、6月9日(日)に「令和6年度定期総会及び懇親会」を狭山市のレストランニックスにおいて開催した。総会参加者は約60名であった。
 総会は、はじめに国歌斉唱、続いて昨年度の総会以降ご逝去された7名の会員に黙とうを捧げた。
 総会冒頭の会長挨拶において、浦山長人会長が所用につき不在の為、新井洋一副会長が「この度、9年間の会長在任期間にお世話になった会員及び役員に感謝するとともに、新体制において入間つばさ会の更なる発展と飛躍を心から願っています」と浦山会長の伝言が紹介された。

約60名の参加者と浦山会長の言葉を紹介する新井副会長

 続いて議案の審議に移った。第1号議案の「令和5年度業務報告並びに決算報告及び監査報告」は、萩原米雄事務局長の報告に続き、中野正治監事から事業及び予算の執行は適切に行われているとの報告がなされ、賛成多数で可決承認された。業務全般の報告においては、入間基地恒例行事への参加は久し振りの基地納涼祭で花火を楽しむことができた一方で入間航空祭が中止になり、美術展の支援ができなかったこと、12月には横須賀地区(防衛大学校及び海上自衛隊船越基地)への日帰り研修旅行が行なわれたことが紹介された。令和5年度末の会員数は正会員391名(前年度比4名増)、準会員4名(1名増)、個人賛助会員2名(1名増)及び法人賛助会員6社(増減なし)であることが事務局から報告された。

業務報告など議案の審議中

 第2号議案の「令和6年度業務計画案及び予算案」の審議において、業務計画案の報告においては今年も会員相互の親睦を深めるための事業として同好会活動及び基地行事への参加に加え、日帰り研修旅行や日本酒蔵元研修など、新たな活動を模索しつつ、可能な限り活動を活発化させていく考えであることが報告された。次に各同好会活動の成果報告及び年度決算報告がなされた。予算案については事業計画に沿った支出予算であることが報告された。各内容はいずれも賛成多数で可決承認された。

 第3号議案の「役員人事」では、浦山長人会長及び中村一敏監事の退任と武藤茂樹会長及び新井洋一監事の選任及び中野正治監事の再選が賛成多数で可決された。また萩原米雄副会長と早坂正事務局長の新任が承認された。

武藤茂樹新会長の挨拶

 なお、理事及び同好会部長については、永田辰男理事、中西一敏理事及び梅木良寛理事の新任、浦山長人理事及び望月靖夫理事の退任、同好会部長については囲碁部長に倉島景一氏の新任が報告された。

 総会の最後に、米寿会員となられた鎌田良平氏、鈴木猛夫氏、長野詮明氏及び三田昭氏の4会員に記念品としてお祝いTシャツを武藤茂樹新会長から贈呈すると共に、新入会員で総会参加者の上田明榮氏及び森川龍介氏の紹介を行い総会は終了した。

米寿会員に記念品が贈呈された

講演会

 総会後に、田中達造氏(防衛大学校19期、元陸上自衛隊通信学校長、元ハーバード・アジアンセンター上席客員研究員)を講師としてお迎えし、「サイバー戦」と題して約1時間のミニ講演会を実施した。
サイバー攻撃は1980年代初めから今日にかけて、民間企業に対するウイルス攻撃から国家への攻撃へ、更に国家間のサイバー攻防戦へと進化発展している現状や、明確なルールと規範のないサイバースペースを利用する戦いに如何に備えるかが課題であることなど分かり易く講義をしていただいた。

「サイバー戦」について講話される田中 氏(陸自OB)

懇親会

 総会に続いての懇親会は、会員61名、個人賛助会員1名、入間基地所在部隊長13名及び准曹士先任7名の現役隊員、並びに講演会講師を含む総勢83名が参加し開催された。

 冒頭、武藤会長の挨拶にて航空自衛隊が創設70周年を迎え、そのキャッチフレーズ「大空とその先へ」を紹介し、今後の宇宙分野を取り込んだ航空自衛隊の更なる発展を祈念する旨や本懇親会への現職自衛官の参加に謝意が表された。

懇親会冒頭、挨拶する武藤新会長

 引き続きご来賓の中部航空方面隊司令官 門間政仁 空将のご挨拶では、輪島半島地震による航空自衛隊からの災害派遣が5月末に終結したことや、航空宇宙自衛隊の創設や女性自衛官の更なる拡大等に向けた展望について、入間基地司令佐藤網夫空将補からのご挨拶では入間基地が将来5,000人規模の人員規模の拡大が見込まれており、地域への広報活動をより一層強化していくことなどの力強いお言葉を頂いた。

中部航空方面隊司令官 門間政仁 空将のご挨拶

 続いてご参加いただいた来賓として入間基地所在部隊長、部隊准曹士先任、講師及び個人賛助会員が紹介された。

入間基地司令 佐藤網夫 空将補のご挨拶


 懇談開始にあたっての乾杯のご発声は、今回新たに米寿を迎えられた会員を代表して長野詮明会員にお願いし、ご高齢とは思われない声高らかな発声で懇談が開始された。現職自衛官とOB並びに久し振りに会うOB会員相互に大いに盛り上がった。

乾杯の御発声は米寿会員を代表して長野詮明 会員

 懇親会を終わるにあたっては恒例となった隊歌合唱として航空自衛隊歌「蒼空遠く」を全員で声高らかに合唱し、新入会員で最年少である森川龍介会員の見事な一本締めで終了した。

新入会員 森川龍介 会員の見事な一本締めで終了